国立代々木競技場第一体育館

1964年、東京オリンピックに向け丹下健三氏の設計にて竣工された国立代々木第一体育館は、日本の名建築として現在に至るまでスポーツのみならずファッションや音楽イベントでも多くの歴史を刻み続けています。
2016年9月、この歴史あるナショナルスタジアムにて、男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」の開幕戦が開催されました。

建物のレガシーの尊重とB.LEAGUE興隆を願う光
建設当時の技術では難しいとされていた「吊り屋根方式」を用いて建設された競技場。建造物の曲線と骨組みの構造に光を当ることで、建造物のレガシーを尊重しつつ、今後のB.LEAGUE興隆を願い、表すような演出を施しました。美しい曲線が特徴のスタジアムにむらなく光を照射するため、4サイズのLumenbeamを使用。渋谷の夜空に圧倒的な存在感で浮かび上がりました。

様々な表情を見せるスタジアム
吊り屋根部分をレインボーカラーとしてスタジアム内の賑わいを表現し、壁面部を青緑の寒色として植栽との協調を図りつつ、メリハリを付けて建築美を浮き立たせる演出をおこないました。あえてビビットなカラーではなく、淡い色味で演出することで、隣接する明治神宮の美しい自然との調和が図られました。
レインボーのカラーチェンジングのスピード変えた長短それぞれのバーションと、同一色のグラデーションが流れるプログラミングを作成。賑やかなカラー混在する瞬間と、全体がほぼ同一色で存在する瞬間を造り、スタジアムに様々な表情を生み出しました。

使用製品
Lumembeam(Medium, Large, Grande, LBX) ×38台

詳細情報

ジャンル /
場所東京都渋谷区
クライアント-
設計-
照明デザイン-
撮影Nacasa & Partners