最先端LED照明により、象徴的な「山門」「本堂」を浮かび上がる光景へ
高野山西南方向の「裏鬼門」に位置する高野山霊場第一番の「西南院(さいなんいん)」は、平安初期に弘法大師の高弟、真然大徳により除災招福の為に開基された寺院です。
西南院の迎門には人の悪夢を食べると云われる二体の獏の彫刻があり、それゆえ、西南院は悪夢退散・吉夢招来の寺としても有名です。
西南院の歴史と語り部の言葉から導き出した、高野山らしい『あかりづくり』を基にデザインしました。
1期工事では、わずか2灯のLumenfacade(80°×80°)で大きく伸びた庇を照らすことで、寺院ならではの組木に陰影を創りつつ綺麗に照らし上げます。
石柱に照射した光による紅葉との色彩のコントラストが、入口全体の光環境を、より印象的にしています。
2期工事では、本堂壁面と庇を均一に照らすためにLumenfacade(30°×60°)のスプレッド配光を使用し、本堂正面には鳳凰と両端に描かれている獏鼻の絵画をLumenbeam Medium(40°)にて照らすことで、歴史を感じることができます。
2期に渡ってライトアップしたことで山門からの景観に奥行きが生まれ、夜間に浮かび上がる特別な光景を創りました。
【年間演出プログラム内容】
・ 春、夏は爽やかに感じられる3000K
・ 秋は紅葉が際立つ2500K
・ 冬は暖かみを感じる3000K
・ 経緯度から算出した日没時刻に合わせ、毎日フルオートで点灯消灯
・ 急なイベントでも任意のシーンを再生するワンタッチ再生ボタン
使用製品(1期工事)
Lumenfacade Dynamic Warm White 4ft 80°×80°+Louver×2台
Lumenbeam Medium Dynamic Warm White 20°+Visor×1台
使用製品(2期工事)
Lumenfacade Dynamic Warm White 4ft 30°×60°+Louver×4台
Lumenbeam Medium Dynamic Warm White 40°+Snoot Wide×2台