沖縄こどもの国は、地元でも長年愛されている家族向けの総合レジャー施設。
子どもから大人まで楽しめる場所として広く知られており沖縄市制50周年を前に新しい魅力開拓のためライトアップ整備を実施。
今般はインバウンド需要も増加していくなか、県民・市民・観光客も含めて新たな魅力を創造するために包括的な照明環境整備が進められた背景がある。
ソリューション
企画・提案 / 設計 / 開発・テスト
販売・施工 / システム構築 / 保守・運用
照明器具:
Lumenpalse:Lumenbeam、Lumenfacade、Lumenfacade Inground
Color Kinetics Japan:ColorBlast IntelliHue、iColor Flex LMX、StainedLight、Aqua Fantasy
TOKI CORPORATION
特注照明器具及びポール
照明制御装置:
Color Kinetics Japan:コグニティブ ライト システム
Pharos、Helvar
弊社役務:
照明設計サポート、システム設計、盤設計、システム構築、
演出プログラム作成、施工、保守・運用
プロジェクトの成果
地方創世 / 省エネ / 光環境 / 価値向上
ナイトタイムエコノミー / 調光制御
「ツナガリウム」の世界観を照明演出で実現することが松下美紀照明設計事務所によりコンセプト立案された。
夜の雰囲気を損なわないように陰影を活かし、上品な空間を創出し最⼩の照明器具で最⼤の効果を得られるよう配慮。また、この照明計画に基づき対象の特徴を際⽴てる照明⼿法を意識し、来園者に分かりやすい動線を⽰す視線誘導、動物の特性や⽣態を把握した臨場感のある演出、光をコントロールする先進照明技術の活⽤など⾼度な専⾨的技術が導入された。
水上園路の周辺には水中フルカラーLED照明を設置、水面のゆらぎが照らし出され、自在に変化する色彩や動きのパターンが歩行空間を楽しく演出している。
また、時折水面に雲海のように拡がるミストを発生させ、ライティングを行うことにより幻想的な歩行空間を創出。
様々な光の効果、設置環境に対応するために多種多様な機材、特注照明、特注ポールなどが導入された。
本施設では、広大なエリアを効率的かつ柔軟に運用するため、照明制御システムにも多くの工夫が施されている。
全体制御にはコグニティブライトシステムを採用し、約20ヘクタールに及ぶ敷地をカバーする無線メッシュネットワークを構築。ON/OFF、シーン設定、スケジュール管理を中央で一元的に行える仕組みを導入した。
また、コグニティブライトシステムの配下では、施工性と信頼性を両立するため、電力線通信(Lumentalk)を活用したDMX制御を採用。これにより、既存配線を活かしつつ柔軟な制御構成が可能となっている。
本プロジェクトでは、園内全体をカバーするコグニティブライトシステムの導入により、照明エリアの拡張や今後の演出追加にも対応できる、将来を見据えた照明インフラ基盤が整備された。
照明施工: 2023年、2024年、2025年







